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日常ブログ。お気に入り商品は新たに記事UPしてます。 あまり変わってないけど・・。
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じぇいえいから独立し、彼らに頼らない経営をしないと生き残れない状況です。
色々彼らには不満もあり、近いうち理事長あてに手紙を出します。
その手紙を読みましたが、「証拠もないだろ」で片付けられ
理事長が、ちくさんぶよりになってしまうなら
じぇいえいという組織は何のためにあるのかと思うでしょう。
その際には農業協同組合って名前を言わないで欲しいです。。

兄の友達が、肉の配送や加工品の製造の会社を経営しています。
県内でも名前が通っている会社です。
今まで自社ブランドを持っていなかったので、
流行のブランド肉を持ちたかったようです。
農場を見学させ、豚をどうやって育てるのかを話しました。
なぜ抗生物質の大量投与は危ないのか、
だけどなぜ最低限は必要なのか。ワクチンとは何か。
飼料はどういうものを使うかなど。。。
兄が消費者に届けたいのは、本当に安心で安全、
しかも家庭で毎日のように消費してもらえるお肉を届けること。
情報を開示し、オープンにし、豚の悪いイメージを変えたいのが目的で
沖縄県民が県産品を手軽に食べてもらえることを理想としています。
話し合いの結果「普通の豚肉をアピールする」に決定しました。

「他と違います。○○にも負けません。自分の肉が一番おいしい」とは言わず、
本当に普通に育てた普通の豚肉のアピールでいいと思っています。
「自分の肉が一番おいしい、他とは違う」って皆言うんだもん;;
思い入れがあるのは当然だし身内で、心の中で思う分には良いけどね・・。
安心・安い・おいしいを届けたいのみ。
どこかの肉よりおいしいというより、普通に育てて普通においしいお肉が
消費者にとっても一番だと思います。
付加価値は・・消費者も買いやすくて、自分たちも適度な利益が得られたらOK。
余計な付加価値をつけて、余計に高く売っては
県産消費にはつながらないと思います。(高価なブランド豚は県外のほうに多く流れている)

昔は繁殖から肉豚まで全て自分で育てる一貫経営を主に父親が一時期行っていましたが
現在はずっと子豚の繁殖です。
選畜もれの子豚を(本当は選畜OKだけど、わざと取ってくれない子豚あり)
肉豚出荷することはあっても、
兄が代表になって、肉豚用として豚を育てたことはありません。
30キロ以降はしっかりするとはいえ、肉豚用の管理もまた技術が必要です。
種付け専門の従業員と相談しながらこれからやっていくところです。

とは言っても、毎年自分たちの豚を自家用として消費しているので
母親は豚肉はスーパーでほとんど買ったことがありません。
もちろん業者を通して検査を行います。
業者にカットしてもらって、毎回配達してもらっています。
部分ごとにカットされた肉の塊が、1Fの冷凍庫にいつも置いてあります。
従業員にも年に1回、お盆の時に皆でわけたりもします。

家で食べる豚肉はいつもおいしいと思って食べています。
母親が料理が上手だから?とも思いますが
とんかつ、普通の肉野菜炒め、あぶら味噌・・・
外で食べる豚肉もおいしいけど、家で食べる豚肉も十分おいしいです。
調味料の味じゃなく、豚肉の味もちゃんと味わえます。

現在ブランド豚が流行っています。
飼料に特別なものを入れ育てている豚がほとんど。
でも一般消費者が家庭料理で日常的に使うには
なんだか高い気がします・・。
料亭や居酒屋なら分かるのですが・・・。

どれも「甘みがあり臭みがない」といいます。
私は自分達の豚肉を食べて臭みを感じたことはありません。
飼料は普通の飼料を使い、オリゴ糖などビタミンなどは入れますが
ビタミンと言っても家畜用の商品として販売されているものを使っています。
これは肉質以前に豚を健康に、病気をしにくいように育てるため、
抗生剤に頼らないために使います。
抗生剤の大量投与とは、病気を防ぐため、毎日頭痛薬を与えることです。
頭痛くなるの嫌だから毎日予防薬を飲んでるという感じかな。
しかし体に薬が慣れて効きにくくなってしまいます。
豚も同じで、違うウイルスに感染した場合、体に抗生剤が慣れると
効き目を出すために、また上のレベルの抗生剤が必要になってしまいます。
健康な、抗生剤を極力与えていない豚に抗生剤を投与すると
ぐんと効き目がありますが、たいして効き目がないのは
日ごろからの大量投与が疑われます。
豚にとっても正常な機能が失われて、飼料をバカ食いします。
というのも、豚はがっつくイメージがあるのですが
実は自分で「これ以上食べたら体に悪い」と判断し
ある程度食べると休んでを繰り返します。
しかし抗生剤を大量投与をされた豚は、抗生剤で正常な機能が失われ
人間が二日酔いして気持ちが悪いのに、ご飯をバカ食いする状況になってしまいます。
自分の体にピンチを感じるので「今食べないと次食べられるかどうか心配だ・・」
となり、豚にもストレスをかけてしまいます。
抗生剤の大量投与は、豚の内臓に負担がかかりますので
消化機能が悪くなる、結果、不健康な豚になってしまいます。
太り肉質もおちて、おいしい肉はできません。
結果、臭みの強い豚肉がうまれたり、脂にうまみの無い肉ができてしまいます。
肉にするためもちろん検査はあり、規定にかかれば
市場にはもちろんでないのですが、
規定が0じゃないのがコワイのです。

実際に抗生剤大量投与をしている農家もいます。
現に講習会では毎回「抗生剤に頼らない管理をしましょう!」
と基本的なことをよく言います。
沖縄の小さい農家(だけかはわからないけど・・)の
レベルがどんだけ低いかが分かります。
離乳したら子豚が死んだって人がいます。
水を与えてなかったのです。
そういう人は養豚家とは呼びたくありません。
正直抗生剤に頼る農家は、廃業してほしいくらいです。
豚ちゃんがかわいそうですし、人間の口に入るものです。
自分らが食べていければいいじゃ済まされませんね。

しかし抗生物質は、子豚時代の飼料には最初から入っていますし
一度も抗生剤を与えないわけではありません。
中には独自の飼料で、産まれて一切与えない管理をしているところもありますが
とても簡単にできるものではありません。
やっぱりそれなりのレベルの高い管理が必要をしていると思います。
生後平均75日前後で30キロ近くに達します。
早い時で58日、60日台で達することもあります。
成長が遅いとだらだら抗生剤を微量でも与えることになるので
早く成長させ健康に育て、それ以降は抗生剤0にするのが大事。
私たちでは肉豚として育てるときは約30キロから抗生剤を与えません。
60キロ以上(それか産まれて半年以内)に育つと肉豚として出荷します。
その頃には、とっくに抗生剤も抜けています。

肉豚として育てるとき、30キロまではどの子豚も同じ育て方をし
肉豚としてさらに成長させるために飼料の切り替えを行います。
脂身を多くつける、赤みを多くつけるなど技術が必要で
この調整をすればさらにお肉がおいしくなるようです。
脂身が好きな人もいれば、さっぱりしたものが好きな人もいますよね。
それに応じて飼料の与え方でお肉が変化します。

私たちのところでは、子豚の繁殖が中心なので
種付けの人やもう1人の人が管理してるものの
肉豚としての細かい管理までは手がまわりません。
だけど種付けの人の技術がいいので、
肉として綺麗に仕上げることは不可能ではないと思います。

さて・・・ただでさえ長いのですが・・・^^;
先日、自分たちの豚肉を販売するにあたり
80キロの、母豚になる予定だった豚のお肉を試食しました。
(なので肉豚として育てた豚ではありません。
候補豚と言われるもので、100%母豚になるわけではありません。)
肉を出荷すると明細書も届きます。
格付けは中ですが、必ず中や上がおいしいとは限りません。
これは人のお肉の好みになります。
おいしくても体重が達していないと並になったりしますので。

ダイレクトに、いつ出荷された豚ちゃんってのが分かるので
目の前のお肉を見ると、、泣いてしまいそうにはなりますが;;
でももうお肉になっているので、食べないわけにはいきません。
残すほうがもっと悪いですしね;

しゃぶしゃぶ用としてと、焼肉用として皆で試食。
従業員と取引先の人たち10人以上で。
元々肉豚として育ててなくて、体重も80キロ。
もうちょい若い肉だともっとよかったのが本音です。
だけど臭みは全くありません!
どうやって管理した豚か分かるから安心だし、普通に食べられるお肉ってだけ。
不満もない豚肉でした。特に自慢することもありません。
調味料で調理したり、カツだとまた違うとは思いますが
普通に飼育したですから、普通においしいと感じるお肉です。

あとはその会社の人がもも肉100%のソーセージを作ってくれました。
無着色なので赤くないソーセージです。
これが塩こしょうだけの味付け!
またこれが結構おいしかった。
「100%ミートだから着色料、添加剤入ってるのより高いよ~」って言ってたな^^;
豚肉販売のほか、2次加工もやっていきたいとのこと。
その際にはもちろん無添加な加工品です。
その時にはハーブを入れたり、ちょこっと手を加えてもいいと思っています。
この会社の加工食品おいしいので、そこは任せます。
だけどあくまで無添加。自信を持って
「安心して食べて!」と言えるものを届けたいと言っていました。

どこでも「○○を入れたことで臭みがきえ・・・うまみが・・」
とあるのですが・・臭みは普通に飼えば本当はありません。(ただし雄豚は臭みが強いです。
去勢をしていなかったり、ステーキや切られたお肉には適しません)
どうして飼料の特別な、くさみを消すためのものを添加しないと
お肉のくさみが消えないのか私は気になります。
ブランド豚がどれも臭みがないのを強調するので
一般の人には「普通の豚肉って臭みがある」イメージがついてしまいます。
でも決してそうではありません。
現にブランドでも何でもない私たちの豚肉に臭みはありません。

話はそれますが、「あぐーにも負けません」という人もいます。
出荷先の農場であぐーを飼育していますが、彼の腕は一流で
実際あぐーを頂きましたが、
県内で有名なブランド豚を食べたけど、それよりおいしかった。
あぐーは育てるのが難しいと言われているけど
彼の場合何か特別なものを与えるというより技術で育てています。
普通の繁殖の子豚も、技術がなければ出来ない方法をとっています。
とても優秀な人材ですが、じぇいえいの下の農場にあるが反発しており
じぇいえいからすると接待の時もお酌しないから嫌みたいです^^;
兄は彼が沖縄では一番、豚の獣医レベルの力があると信頼し尊敬しています。
農場に寝泊りしてまで豚の管理を徹底します。
よく「あぐーより・・」と言う人がいますが、
実際に知っているだけで、なぜ公の場で比べるのだろうと思います。
「ブランド豚として」のあぐーという名前が先走りますが
名前が知られすぎてしまいそうなっているのかなとも思います。

確かに飼料に良いものを添加する、良い飼料を与えることは
豚肉のおいしさにつながります。
しかし中には、聞くと豚がかわいそうになる飼育をし
それをブランドとして出している人もいます。
詳細はいえませんが、、これを企業秘密とする人もいます。
こういうブランドは間違ってますね。。。

お肉をおいしくするために飼料に添加するのはいいのですが
これを一般消費者が毎日の食卓で消費できる値段かどうか・・
「コストもかかるしこの値段は仕方ない」なのでしょうか・・。
成長が良い豚は健康だしお肉もおいしいのは当然です。
けれど、消費者に届けることも考えたら・・
私たちにはそこまでしてコストをかけ、高い超おいしい肉よりも
ある程度安いけど普通に味わえる肉でいいと思っています。
特別な水を与えたり、何かを粉末にして飼料に添加したり
それを添加すると豚の食いがよくなったと言っても
当然味のついたものが混ざると豚はよく食べます。
弱い子豚、成長不良の子豚にはマヨとバナナを与えます。
当然豚は味の強いものがあるのでよく食べます。
結果成長も早くなるのは当然です。
成長不良の子豚には、マヨやバナナで育てることが効果的ですが
もう大丈夫かなと思ったら、普通の飼料をこれから食べていくことになるので
ある程度良くなると普通の飼料のみを与えます。

私は何も、何かを添加しおいしくなった、少々高い豚肉を否定はしません。
ただ、「臭みがなく・・」と表現がどこでも目立ちます。
そこだけは消費者に誤解してほしくありません。
普通に飼えば臭みなんて本来ありません。
それと、なるべく多くの情報を公開したいと思っています。
しかし、そこまでHP上で詳しく説明しているところが少ないです。(県内ですが)
どこの何という農場で育てられた豚かも分からないものもあるけど
きちんとブランド豚として成り立っています。
抗生剤ゼロとは言っても、飼育方法の詳細を知りたくなります。
生産者側から見るともっと詳しく知りたいと思います。
なので、消費者にもっと伝えて欲しい。
肥育からは抗生剤無投与とありますが
赤ちゃん時代は与えている場合、どれくらい、何を与えていて
なぜ与えているかも公開してほしい。
そういうことももっと公開し、消費者をより安心にさせてほしいです。

私たちはこれからで、どこまで出来るか分かりませんが
なるべく多くの情報を、隠すことなく公開したいです。
ブランドだから安心だと思わず、食べる側も疑ってほしいです。
県内で有名なブランド豚を作っている人が
私たちの農場の子豚を購入し、それをブランド豚にしようとしました。
兄は当然「それは偽装だろ」と断りました。
そういう人がネット上で販売したり「安心な肉」と言っても
説得力がないなーって思います。
県外の番組で取り上げられ、直後に一気に有名になったところです。
人工授精の希釈液の作り方を習いにきた人ですが、
それを「なぜ産まれないんだ?!」とこっちに駆け込み
私が教えたのですが「だいたいやり方同じだな」でした。
しまいには「混ぜる速度早くないか?」だよ・・。
その人はかなーーーーりそーっと少量ずつやってるとか。
「精子殺してるお前に言われたくねーよ」って思ったものですよ;;
だったらなぜ産まれない?!とこっちが突っ込みたい。
しかし話を聞くと「どこがお前のやり方とだいたい同じなんだよ・・」なのですが・・。
彼のやり方を聞くと、そりゃ精子の活力も死ぬわな!!ですよ;;
だいたい同じって言ってる割には、全ての工程で質問してきたよ、、
素直になれないんでしょうけどね・・・。(自分のやり方が1番な人ですから)
子豚にはとても手厚いのに、種豚にただの暴力をふるうと有名です;
実際それを見た種付け担当の人が「豚がかわいそうだし人間か?」と言っていました。
実際に叩いたりは必要な行為ではあります。
しかしそれは感情的な暴力ではなく、どうしてもそれが必要になる時があります。

例えば母豚の移動をするとき、母豚がどうしても前に歩かないとします。
その時には前に歩かせるために軽く叩きます。
豚が泣き叫ぶほど叩いてはただのストレスです。
暴力で叩いた豚は、解体するとすぐわかるそうです。
「前に歩けよな!!」で感情的に叩くのとは違います。
移動の仕方も、豚の行動をよく知ることが大切です。
間違った方法で叩くと豚は前に進まず後ろにバックします。
すると足を踏まれる可能性もあり危険です。
豚が興奮して体当たりされるとかなりの力なので命の危険も伴います。
自分の身を守るためにも暴力をふるってはいけません。
また暴力を振るわれた豚は人間を恐れ
そこで信頼関係が失われてしまいます。

ブランドだから関係なく、皆生き物です。
良い飼料を与えると豚もおいしいだろうしその人のやり方なので
そこを付加価値だと言っても否定はしません。
ただ、消費者側にも疑問を持って欲しいのです。
その疑問に言葉をにごすことなく答えてくれる農家が
一番安心できるお肉を作っていると思います。

私たちは肉豚生産に関してはまだ勉強が必要だし
豚に関しても100%分かっているわけではありません。
豚がなぜこの行動をするのか、どうすればあぁなるのかなど
全てにおいて解明されているわけではありません。
現に牛や鶏の資料は多いが、豚は極端に少ないようです。
それだけ豚という生き物が難しい生き物ということです。
それに養豚を知らない人から改めて聞かれると
説明が難しいと思うこともありますので
専門用語もより分かりやすくて伝えられたらと思っています。

長いプロジェクトで、その間じぇいえいから攻撃もあるかもしれませんが
沖縄の養豚業界を良くする意味も含め、成功させられたらと思います。
私たちの農場の名前がもっと広まれば、
小さい農家も自分たちより若い兄の話を聞くかもしれません。
今まで昔のやり方でやってきて、それを曲げないため
結果、流行のウイルスにやられたところがほとんどです。
だけど頑固ですから、そうじゃないと言っても理解してもらえないことが多いです。
しかし軌道に乗ることができれば、じぇいえいに堂々と抗議でき
(抗議すると、じぇいえいから潰しを実行される状況です)
じぇいえいを恐れることなく養豚ができるかもしれません。

肉の本格的な販売はしていませんが、
試験的に早速一部に流通してくれたようです。
豚1頭を原価同様の値段でまずは出しました。
保育園と食事系のお店に出したようです。
お客さんの中には健康志向が強くて
「とにかく少し高くても、安心して食べられるお肉がほしい!」
という声が多いそうです。
要は輸入肉より、県産で安心な肉が食べたいということだと思います。
一般家庭ではそれが普及していないのが現実です。




普通(でもこ普通の意味が重要!)の豚肉も臭みがないから食べてね☆
(どーしても豚肉=臭みがある誤解を解きたかった!)
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